私たちの想い Messages from DoD

DODメンバーの想いや感じたことなどを、コラムとして綴っています。

 

 

2013年

12月

27日

わかりあえないことから

ダイナミクス・オブ・ダイアログ(DOD)では今年、23回のワークショップを開催しました。その最後を飾ったのが、3年越しで実現

した平田オリザさんのワークショップです。


実は、DODの前身となるワールド・カフェ・ウィーク実行委員会で2011年5月に実施予定だったワールド・カフェ・ウィーク2011の

オープニングイベントのゲストに、平田オリザさんにお越しいただけるよう準備していたとき、東日本大震災が発生。深刻な状況を見守り、自分たちは何ができるのかを考えている中でイベント自体を中止することにしました。


その後も平田オリザさんがその著書や講演などで伝えてくださる対話やコミュニケーションに関してのメッセージは、私たちの活動の根底に流れるものだとの思いから、再度ご登壇のお願いをし、今回忙しい中をぬってお越しいただくことが叶いました。


開催1週間前の告知にも関わらず、ワークショップ参加枠は1日で満席。追加でオブザーブ参加枠を設け、そちらも満席となりました。当日はたくさんの方の熱い視線の中、あっという間だけれどとても密度の濃い、充実したワークショップとなりました。


平田オリザさんのワークショップの圧倒的なすごさは、ご自身の長年の、そして世界中での実体験をベースに、演劇という、人類が何千年もかけて情報の伝達や感情の共有のために発展させてきた手法を、私たちの身近なコミュニケーションとリンクさせ、

コミュニケーションにひそむ落とし穴や人がわかりあうということについて誰もが納得感を持って理解できてしまうようなその語り口にあると思います。


今回のテーマは「わかりあえないことから始まるコミュニケーション」。

私たちはどんなきっかけで「わかりあえない」から「わかりあえる」にいたるのか、本当にたくさんのヒントをもらいました。


下記に当日の様子をレポートしています。

ぜひご覧になってみてください。


●12/8 平田オリザさんワークショップ開催レポート

http://world-cafe.net/2013/12/128-1.html



(DOD代表 大前みどり)



2013年

5月

29日

「本当の自分」とは?「本当の自分を生きる」とは?

ダイナミクス・オブ・ダイアログでは、2012年から"本当の自分を生きるダイアログシリーズ"というタイトルで、いくつかのワークショップを開催してきました。


対話の場において、本質的な問いをもとに、本音で話すことや深く考えたり感じたりすることを経験し、参加されるみなさまにも、

主催する私たちにも、ゆるやかでもたしかな変容が起こっていけばと思いながら、回を重ねています。


今年はさらに、新たな講師をお招きし、様々なアプローチから、本当の自分を生きるための智慧を得ていきたいと思います。


ただし、ここでお伝えしておきたいことは、私たち一人ひとりはかけがえのない存在である一方、絶対唯一の「自分」というものが

存在するわけでも、ここではないどこかに「本当の自分」がいるわけでもないということです。


では、「本当の自分」とはなんでしょうか?


2013年の"本当の自分を生きるダイアログシリーズ"では、4名の講師と参加者のみなさんと一緒に、


「本当の自分とは?」

「本当の自分を生きるとは?」


という大きな問いを探求していきたいと思います。


4名の講師が、本当の自分に目覚めていく過程で出会い、生まれ、培ってきた様々なアプローチを通して、参加されるみなさまが


「たしかに私は、私自身の人生を生きている」


という実感を得られるような時間になればと思っています。


2013年シリーズのゲスト講師は、


世界の神話が頭の中に入っているという生まれ持った特殊能力とリクルート時代に培った、的確に本質を表現する技術のあわせわざで1人ひとりの神話を紡ぎだす、パーソナルクレド作家、冨永のむ子さん。


絶対音感を持って生まれながらも、音楽とはあまり縁のない生活を送っている中で一人の少女と出会い、世界でたった一人のための曲をつくるソングレターアーティストとして活動している安達充さん。


小さい頃から目の前の人が嘘をついていることがすぐにわかってしまうという自分を苦しめる能力でもあったサイキック能力をギフトとして受け入れ、その能力を生かしたコンサルティングやカウンセリングを行っているDODパートナーの坂本敬行。


コーディネーターは、プランド・ハップンスタンス理論そのままに、偶然のキャリアを歩む中で、数々の人との出会いに導かれ、新たな場を創出し続けるという自分の物語を構築してきた、DOD代表 大前みどりがつとめさせていただきます。


「本当の自分」という言葉にとらわれず、他者との対話を通してより自分らしく、のびのびと、充実して生きたい、働きたい!と

いう方のご参加をお待ちしております。



<夏の第1弾、第2弾のご案内>


●7/9(火)19:00~21:00 懇親会21:00~22:30

ストーリーテリング・カフェ~本当の自分を生きるって?~

http://world-cafe.net/2013/05/79.html

会場:秋葉原・末広町 カフェ トリオンプ


ゲストの3様のストーリーを聴きながら、参加者お一人おひとりのライフストーリーを、対話を通してたどっていく夏の夜のカフェ。

ストーリーテリングだけでなく、弾き語りあり、おいしい手づくり料理あり、オーガニックワインやオーガニックビールありの素敵な企画です今回はカフェを借り切っての開催です。



●8/3(土)~8/4(日)

"本当の自分を生きる"ワークショップ~深く、自分になる2日間~

http://world-cafe.net/2013/05/8384.html

会場:東京体育館 第4会議室


今回のワークショップでは、4名の講師がみなさんと一緒に、「本当の自分とは?」「本当の自分を生きるとは?」という大きな問いを探求していきます。

本当の自分とは、誰かが決めるものではなく、自分がたしかに「自分自身を生きている」と実感できている状態。

じゃあどうすれば実感できるのか?という部分を、様々なアプローチと対話を通して、場全体で共有していきます。


(DOD代表 大前みどり)




2013年

4月

25日

私たちが目指していること・信じていること

今年の1月から新メンバー2人が加わり、今一度自分たちの活動方針を共有しようということで、年明けから何度も対話を重ねました。


1人ひとりが目指していることを共有したり、望んでいる未来をみんなで描いたり、ホールシステムアプローチの手法を様々に

活用しながら、それぞれの文脈を共有した結果、


 【目指していること】

 【信じていること】


という、私たちの想いの、2つの結晶が生まれました。

シンプルな言葉で、すっと伝わるようにということで下記のようにまとめましたので、ここで紹介させてください。


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【目指していること】

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私たちは、対話を通して、相互理解を促進し、新しい価値とつながりを生み出す社会に貢献します。

 

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【信じていること】

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私たちは、対話を通して、人や社会が、次のような力を発揮していくと信じています。

 

1.人や社会のつながりを生み出す「つなげる力」

 

2.自分や他者の可能性を見いだす「気づく力」

 

3.お互いが分かり合える「相互理解の力」

 

4.思い込みや偏見からの脱却をもたらす「本質を探究する力」

 

5.当事者意識を持ち、自ら行動する「自発の力」

 

6.知恵を結集し、新しい価値や行動のきっかけをつくる「創発の力」

 

7.組織や社会を統合的に変えていこうとする「変革の力」


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今後、様々な活動の根底にこの【目指していること】【信じていること】を据えながら、さらなる価値を提供していければと思っております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!


(DOD代表 大前みどり)



2013年

2月

02日

「同じものを見て話す」ことの大切さ

これまでダイナミクス・オブ・ダイアログ(DOD)では、いくつかの企業をモデルケースとして4回のフューチャーサーチ(体験版)を開催しています。


先日、DODのメンバーで今後の活動についてのミーティングを行う際に、実際に自分たちのフューチャーサーチをやってみてはどうか!ということで、フューチャーサーチのプロセスをたどってみました。(実際にはメンバーのみの参加なので、フューチャーサーチとは呼べないのですが・・・)


まずはこれまでのDODの活動の年表とメンバーそれぞれの年表、世の中の動き、それらを重ね合わせて、私たちはどこから来て

どこに向かおうとしているのか、ダイアログを重ねました。続いて、現在私たちを取り巻いているトレンド(傾向)をマインドマップを使って書き出しました。


ここまでの時点ですでに、私たちはどんなリソースがあって、どんな思いで活動を重ね、今どんな課題を抱えているかが自然と浮かびあがってきました。


そのあとは5年後にどんな活動をしていたいか?をワールドカフェのように模造紙を囲んでダイアログ。


最初に過去と現在を書き出して共有したからこそ、この未来についてのダイアログでは非常に深い意見交換がなされました。単に未来を描くだけでなく、どんな本質や価値を自分たちは形にしていきたいのか、その一番深いところを皆で探求していく時間になりました。


ここまでで時間切れになり、続きは次回のミーティングに持ち越しになりましたが、今回この簡単なプロセスをたどって思ったことは、「同じものを見て話す」ことの大切さです。


口頭で説明をしたりやりとりをしていたとしても、発した側と受け取り側では、そもそもの情報量、文脈も違います。発したように伝わっているとは限りません。


一番共有したい大切なことをチームで共有するときには、その前段階として、個々の文脈をすり合わせるという意味で過去と現在をいったん見える化して、その同じものを見ながら話すということが、とても有効なことだと実感しました。


そして、時間がゆるすならば、事前に誰かがつくった資料を印刷して手渡すのでなく、その場でみんなで一緒に「つくりあげていく」ことで、より深くお互いを理解しあうことにつながるのだろうなと思いました。


以前、このメールニュースで、フューチャーサーチのご紹介をしたときに「全体“象”を共有する」という文章を書いたのですが

そのときに思ったことと似ています。


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その人にとって、「象」という言葉の背景には、その人がそれまで生きてきた様々な場面、感情、経験、物語など、その人なりの「文脈」や「意味」が存在します。


対話とはまさにこの「文脈」や「意味」をお互いに理解していくプロセスではないだろうかと思うのです。


全文はこちら→ http://bit.ly/iRdV7u


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そんな実体験ができるフューチャーサーチを、今年は7月に開催予定です。

詳細が決まりましたらまたお知らせしますので、ご興味がある方は楽しみにお待ちください!


(DOD代表 大前みどり)


2013年

1月

07日

新しい風

明けましておめでとうございます。


本日より仕事初めの方も多いかと存じますが、私たちも年初のミーティングと新年会を経て、本日より本格的に2013年がスタートしました。



昨年はおかげさまで、


・はじめてのワールドカフェ 6開催

・ワールドカフェのつくりかた 7開催

・フューチャーサーチ 2開催

・その他のワールドカフェやワークショップ 22回開催


その他、企業、行政、地域、大学などで、ワールドカフェ開催の支援をさせていただきました。



2013年は、新たなメンバー2人を迎え、これまで以上に対話の場の重要性をより多くの方に実感いただけるような活動を重ねて

参りたいと存じます。


風がいろいろな方向に吹いて広がっていくように、DODの活動もご縁のある皆様と広く、ダイナミックに、つながってゆければと

思っております。


メンバー 一同、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



●2013年の抱負&新メンバー紹介


ダイナミクス・オブ・ダイアログLLPは、2009年に活動を開始した「ワールドカフェ・ウィーク実行委員会」を前身とし、2011年1月

より現在の組織体として活動をしているLLP(有限責任事業組合)です。


対話のためのWEBサイト「ワールド・カフェ・ネット」の運営や各種イベントの開催の他、様々な組織や行政、大学なので、対話の

場づくりを推進するお手伝いをしています。


メンバーはそれぞれ、経営者またはフリーのコンサルタントとして、人材育成や組織活性化、地域活性化に関わるプロフェッショナルです。


2012年は、立ち上げメンバーの森川がミャンマーに赴任、坂井が京都に活動の拠点を移したことにより、主に東京のメンバー3名で活動を続けて参りましたが、今年は新たにメンバー2人を加えた新体制で活動をしていきたいと思います。


新メンバーも含め、今年のメンバーの抱負をぜひお読みいただければと思います。



●大前みどり

「1人ひとりが自分の足で立ち上がり、自分の足で歩みを進めること」それが自分の活動の原点にある思いです。組織の中でも、地域の中でも、これまで以上に「対話」が見直され、対話の中で起こる様々な交流を通して、人が本来持っている力に気づき、発揮されていくような場が増えるよう、今年も様々なことに挑戦していきたいと思います!



●坂本敬行

2013年の私のキーワードは、変容、自然、情熱です。変化を恐れずに、それを促進すること。率直にありのままでいること。情熱に火を灯し続けるあり方でいること。そして、対話の場では、本音、本心で語り合える場に貢献したいと思います。



●中川繁勝

様々なところで対話の重要性が挙げられつつあります。私自身は人財育成の分野に身をおいて活動しているわけですが、いわゆる「コミュニケーション」という言葉で語られていることの中から「対話」という部分を切り出してフォーカスしていきたいと考えています。企業をはじめ様々な組織活動の中で報告・連絡・相談と同じレベルで「対話」を取り上げていける世界に向かっていきたいと思っています。今年もよろしくお願いします!



●折口みゆき <新メンバー!>

対話の可能性の追求と実践をしたいという想いから、DODのパートナーとして活動をすることになりました。ライフテーマは“企業組織”と“家族”のシステムの中に対話を通じて、良質な関係性を創ることです。今この瞬間に起こる対話を大事にしながら、参加される方と一緒に対話の場を創っていきたいと思っています。3月20日は「本音の対話」を考えるワークショップを行います。今から、とてもワクワクしています。



●松野薫 <新メンバー!>

2013年は、自分の生活のあり方を再確認する中で、「衣・食・住」について一つ一つ掘り下げていき、食べ方、暮らし方を提案できるようにしていきたいと思います。それらを通して個々人がどう暮らしていくかの対話ができる場づくりの実現が目標です。また、地域づくりの現場でのワールドカフェの導入や提案などを推進していきます。



メンバーそれぞれのプロフィールは、下記をご覧ください。


※Dynamics of Dialogue LLP メンバー紹介

http://www.dynamicsofdialogue.org/our-members/



(DOD代表 大前みどり)



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