入社4年目前後の方々の研修に関わることが多い今日このごろ。
同期同士でさえうまく話ができず、情報共有が進まないようです。
上司や顧客と比べたらずっと話しやすいはずの同期同士で、なぜ情報共有ができないのか。
対話以前のところに存在する、相手と話すことへのハードル。
彼らの話しぶりを聞いていると気がつくことがいくつかあります。
それは、頭のなかにあるものをうまく表現できない、ということ。
説明に難ありなのです。
適切な表現ができない。
端的に表現ができない。
気を使うあまり、装飾がゴテゴテした周りくどい表現になる。
政治家の答弁のような堅苦しく、それでいてあいまいでわかりにくい表現になる。
なんだこれは???
会議やビジネス文書から離れて、いろんな種類の文章を読んだり、
普段のビジネスとは違う分野の人達との会話から、
成熟した表現を学んでもらいたいです。
さらに、自分の気持ちを素直に表現できない。
欲しいものは、欲しい、
わからないことは、わからない、と素直に伝えられないようです。
人目を気にしたり、評価が気になったり、
会社組織にいるとそういうことに意識を向けてしまうからでしょうか。
ちょっとかわいそうになります。
もっと素直に、自分の思いを伝えられたらいいのに、と。
そんな彼らには、ワールド・カフェのような機会がいいんじゃないかなぁ、と思うのです。
普段の会社組織とは違うスタイルのコミュニケーションはきっと新鮮で、
「え、こんなこと言っちゃっていいの、この場で?!」
みたいなことになるんじゃないかなぁ、と想像します。
彼らが気楽に参加できるオープンな機会で、
ワールド・カフェを提供しなくてはいけないかなぁ。
人生の先輩として、責任感じちゃうなぁ。
(DODパートナー:中川繁勝)