対立の先にあるもの

5月の最終週に、DOD主催では3回目となるフューチャーサーチを開催しました。

 

テーマは“今ある限界を超えて、新たな組織のあり方を共創する”

 

今回は実際の企業(子供向け教材制作会社)をケースに、事前に取材を重ね、なるべくリアルに近い形でステークホルダーの

役を演じていただくスタイルで行いました。

 

参加者のみなさんの役作りの巧みさも相まって、リアルで行われているのではないかと錯覚を起こすほどのフューチャーサーチのプロセスが体験できたのではないかと思います。

 

今回のケースとなった企業が抱えている大きな課題は、

 

・旧態依然とした業界

・マーケットの縮小

・デジタル教材の広がり

・社内部署間のコミュニケーション不足、対立

 

など、どんな業界でも当てはまりそうなものです。

 

フューチャーサーチのプロセスで、過去、現在をありのまま見つめ、未来を描くことで、自分たちが今何ができていなくて、

本当は何を望んでいるのか、次第に浮き彫りになっていきました。

 

ジェットコースターのような感情の変化を感じながらも参加者のみなさんの内面が一番ゆれたのは、「コモングラウンド」を明確化する時間だったと思います。

 

コモングラウンドの明確化では、みんなが寸劇によって描いた20年後の未来の中に共通する、みんなのよりどころ、価値などを言葉にして明確化し、全員が合意できるものを見つけていくのですが、ここで、人はこんなにも、同じ言葉から違うことを連想し、同じ気持ちなのに違う言葉で表現するのか、さっきまでみんなで描いていた未来はなんだったのだろうか、と半ば絶望にも似た虚脱感やあきらめのようなものが会場を包みました。

 

そんな対立や葛藤のくぐった結果、2つの力強いコモングラウンドが生まれました。

 

●子供の主体性を尊重する

●企業、学校、地域社会が一体となった学びの創出

 

これはただパッと出てきた言葉ではなく、葛藤や対立を乗り越えてそこにいるみんなが同意したコモングランド。

そこにこそ、未来に向けて実際に行動に移せる力が宿っているのだと思います。

 

最後にこのコモングラウンドを実現するアクションプランが4発表されました。

 

今回は模擬ケースでの開催でしたが、このように体験をできる機会をつくりながらも、実際にフューチャーサーチを実践したいという企業や地域のお手伝いを今後も続けていきたいと心を強くしました。


(DOD代表 大前みどり)

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