話すこと、対話すること

先日、少人数の勉強会に参加してきました。
そこには、途上国への国際協力に関わる人々、ひろく国際開発援助に携わる人々が集まり、これまでのプロジェクト経験で培った経験や技術を、今の日本の文脈にあわせてどんなことが活かせるのかについて語り合いました。

 

一人ひとりの専門性は、自然災害や防災であったり、農業開発であったり、都市計画であったり、はたまた国際政治であったり、幅広い分野から集まってきていました。すでに福島県や宮城県で避難所支援に入っていたり、ボランティアで動いている人もいました。

 

技術的な話はたくさんあり、地域の違いを超えて活用できるアイディアもたくさんありました。「やはり現場で実践している人たちの経験は貴重だな!」と改めて感じたものでした。具体的なアクションにすぐ繋がりそうなものもありました。

 

そうした会議の中で、私が個人的に気になったのは、技術的なものというよりも個々人の気持ちの部分でした。とくに、すぐにでも被災地に駆けつけて支援活動 をしたいのに、諸事情でうごくことがむずかしく、悶々としている人たちの気持ちでした。経験もあり、支援する技術もあり体力もあり、気持ちもあるけれど馳 せ参じられない。そのために自分自身を抑圧をしてしまっているようでした。

 

そういう人たちとは、ちょっと話をするだけでも気持ちが変化する、楽になる、と思います。被災地に直接入るだけが支援ではなく、遠くにいても出来ることを 一緒に考えるのも良いです。個人的には、そういう人たちはやはり被災地で直接支援したいのだと思いますので、「今は事情があって被災地に入れなくても気に せず、自分の順番をまっていよう。今必死になって支援活動に従事してくれている人や組織も、今の調子では疲れてくるし休むことが必要になってくるから、そ の時に「自分の番だ!」」と自信をもって支援活動に加われるよう、今はじっくり何ができるか考え、準備していればいいよ」と話すことも、大切ではないかと 感じています。

 

気楽に言葉を交わすのも、じっくり対話するのも、それぞれ意味があると感じています。そうした場を準備していくことは、今の日本において大切なことの一つだと考えています。

 

 

DOD パートナー  森川真樹

ワールド・カフェ・ネット
ワールド・カフェ・ネット
ワールド・カフェ・ウィーク
ワールド・カフェ・ウィーク
メールニュース登録
メールニュース登録
ワールド・カフェ・開催の手引き
ワールド・カフェ・開催の手引き